受付1
受付はクリニックの顔になる部分で、大変重要です。
受付でクリニックの印象がほとんど決まってしまう、と言っても言い過ぎではありません。
受付はオープンタイプとクローズタイプとがありますが、
基本的には開放感のあるオープンタイプとした方が良いと思います。
ホテルのフロントのような、おしゃれで洗練されたイメージが良いでしょう。
昔の小さな受付窓口があるような受付は、絶対に避けたいところです。
しかしイメージばかりを優先するのではなく、外部からの人の出入りが把握できること、
待合の患者さんの様子がわかることや、カルテなど重要な個人情報が置かれている場所なので、
セキュリティー対策もしっかり行うこと等、機能上必要なことは全て満たされなければなりません。
診察室、受付、事務スペース、薬局など、つながりが重要な部屋がありますので、配置には、十分に検討すべきです。
特に紙カルテの場合、診察室との動線上のつながりが大切ですので、注意しなければなりません。
カルテの受け渡しで、患者さんと職員の動線が交わるような形は問題外です。
電子カルテの場合は、カルテの物理的な受け渡しが無くなるので、
診察室と受付・事務が離れていても構わないと思われるかもしれませんが、
ドクターが受付に指示を出す場合などがあると思いますので、つながりを持たせておいたほうが、良いと思われます。